02都倫研第24号
平成14年7月9日
高等学校長殿
公民科教諭(全・定)殿
地理・歴史科教諭(全・定)殿
東京都高等学校公民科
「倫理」「現代社会」研究会
会長 海 野 省 治
(東京都立青山高等学校長)
平成14年度 都倫研研究例会のご案内
拝啓
初夏の候、先生方には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より当研究会の活動のために格別のご支援とご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、平成14年度第1回研究例会を下記のように開催いたします。校務ご多用のところとは存じますが、ご出席下さいますようご案内申し上げます。また、貴校の関係教諭をご派遣下さいますようお願い申し上げます。
敬具
記
1 日時:平成14年10月22日(火) 13時00分〜17時00分
2 場所:東京都立工芸高等学校 視聴覚室
東京都文京区本郷1−3−9 TEL03−3814−8755
JR水道橋駅下車 徒歩2分、都営三田線水道橋駅下車 徒歩1分
3 内容:(1) 公開授業(13:10〜14:00)
「ブッダの教え〜空と無我〜」(1学年「現代社会」)
授業者 都立工芸高校教諭 山口通先生
(2) 公開授業についての研究協議(14:15〜14:35)
(3) 研究発表並びに研究協議(14:35〜15:20)
「新しい視点からボランティア教育を考える
―ボランティア活動の問題点を教育現場から考える―」
株式会社泉放送制作・青山学院大学大学院 浅野麻由氏
都立目黒高校教諭 坂口克彦先生
(4) 講演(15:30〜17:00)
「高校生のための哲学原理」
明治学院大学教授 竹田青嗣先生
※公民科、地理・歴史科教諭への回覧をお願い申し上げます。
定時制のある学校ではこの案内と同封した「紀要」「会報」の回覧もお願い申し上げます。
※国私立高校等に勤務されている先生で、会費未納の場合は会費2,100円(年間1校あたり) をご用意下さい。
※平成14年度第2回研究例会は平成15年2月18日(火)を予定しています。
http://www6.plala.or.jp/rim-mei/zr/index.htmで都倫研の案内をしています(非公式)
※都倫研の活動(研究例会、分科会等)に関するお問い合わせは都倫研事務局までお願い致します。
東京都高等学校公民科「倫理」「現代社会」研究会
事務局 東京都立北野高等学校 廣末 修
〒175-0083 東京都板橋区徳丸2−17―1
TEL:03-3934-7101 FAX:03-3559-8302
◆ 講演講師 紹介 竹田青嗣(たけだ せいじ) 1947年生まれ。在日韓国人二世。早稲田大学 政治経済学部卒業。現在、明治学院大学国際学部教授。哲学者。文芸評論家。 著書に『〈在日〉という根拠』『自分を知るための哲学入門』『現代思想の冒険』 (いずれもちくま学芸文庫)、『陽水の快楽』(河出文庫)、『現象学入門』(NHK ブックス)、『はじめての現象学』(海鳥社)、『言語的思考へ』(径書房)などがある。 |
◆ ご講演について 竹田青嗣先生が執筆された「岩波ジュニア新書」シリーズの『高校生のための哲学 原理』(仮題)が間もなく上梓されます。今回はその著書の内容に添って、近代哲学 は具体的にどういう成果を残したか、自分を理解するとはどういうことか、人間関 係の原理というものはあるのかなど、高校生に哲学することをどのように学ばせる かをご講演していただく予定でございます。 |
◆ 公開授業について 人生は苦に満ちているという「四苦八苦」。果たして、苦はどこからくるのか。 諸行無常、煩悩、平安寂静、涅槃を通して考える。合わせて、空・無我の思想に触 れる。(山口通先生より) |
◆ 研究発表について 浅野麻由氏は、大手放送制作会社の株式会社泉放送制作で実際に番組づくりの現場 で活躍されるかたわら、青山学院大学大学院で国際経済学の研究も続けておられ ます。国際ボランティア活動との関わりが深い浅野麻由氏と坂口克彦先生は、表題 のテーマで今年度の都倫研紀要第40集に論文を発表しています。現在、ボランテ ィアの義務化の議論が交わされていますが、研究発表ではボランティアに責任を持 たせる教育について、教材化過程の紹介及びその実践の報告をしていただきます。 |
会場案内図