高等学校長  殿

公民科担当教諭殿

地歴科担当教諭殿

                                                  東京都高等学校公民科

                                                     倫理」「現代社会研究会

                                会長  喜多村 健二

                                                  (東京都立国分寺高等学校長)

 

平成16年度 都倫研研究例会のご案内

 

拝啓

  初秋の候、先生方には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より当研究会の活

動のために格別のご支援とご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

  さて、平成16年度都倫研研究例会を下記のように開催いたします。校務ご多用のとこ

ろとは存じますが、ご出席下さいますようご案内申し上げます。また、貴校の関係教諭を

ご派遣下さいますようお願い申し上げます。

敬具

 

1.日時:平成16年11月1日(月) 13時00分〜17時00分

2.場所:麹町学園女子中学・高等学校 

      東京都千代田区麹町3−8 TEL03−3263−3011

      営団地下鉄有楽町線麹町駅(3番出口)下車 徒歩2分

      営団地下鉄半蔵門線半蔵門駅(3番出口)下車 徒歩3分

            JR四ッ谷駅または市ヶ谷駅下車 徒歩10

3.内容

   (1) 公開授業「女性と仏教」(13:1014:00 4階3年松組)

                       麹町学園女子高等学校  小泉博明教諭

     (2) 研究発表「高校生のための政策学習ワークショップ」

(14:1015:10  地下1階AV教室)

                      学生による政策立案プロジェクトEXE

     (3) 公開授業についての研究協議(15:1015:25 地下1階AV教室)

       (4) 講演(15:3017:00  地下1階AV教室)

              「生命倫理と医療人類学」 

                 お茶の水女子大学文教育学部教授 波平恵美子先生

 

※当日、都倫研紀要第42集を配布する予定です。

※都倫研会員で、会費未納の場合は会費2,000円をご用意下さい。

                         (今年度から個人会員制となりました)

http://www6.plala.or.jp/rim-mei/zr/index.htmで都倫研の案内をしています(非公式)

 

※都倫研の活動(研究例会、分科会等)に関するお問い合わせは都倫研事務局までお願い致します。

東京都高等学校公民科倫理」「現代社会研究会

東京都高等学校公民科倫理」「現代社会研究会

事務局 お茶の水女子大学附属高校 村野光則

112-8610 東京都文京区2−1―1

TEL:03-5978-5856 FAX:03-5978-5858

 

 

                                                                                  

◆ 講演講師 紹介

 

  波平恵美子(なみひら えみこ)1942年生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士

 

  課程単位取得退学。現在、お茶の水女子大学教育学部教授。専門は、文化人類学、

 

  医療人類学、ジェンダー論。著書に、『ケガレの構造』(青土社)『いのちの文化人

 

  類学』(新潮社)『医療人類学入門』『日本人の死のかたち』(以上、朝日新聞社)『

 

  生きる力をさがす旅』(出窓社)『暮らしの中の民俗学1〜3』(共著、吉川弘文館)

 

  ほか、多数。

 

◆ 波平先生より

 

 生命倫理が現代医療の発展と普及の中でもたらされた問題を対象とするのに対して、

 

 医療人類学は、現代社会、先進工業社会も対象としますが、主として、現代医療の

 

 普及しない社会の人々が、その使える資源を最大に利用して生存の方法を探ってい

 

 く有り様を対象にしています。現在の日本では、そのどちらの視点も重要だと考え

 

 ています。そうしたことをお話しできればと思います。

 

◆ 研究発表について

 

 現在日本は多くの社会問題を抱えています。しかし問題を解決することに当事者意

 

 識を持っている人は少ないように思います。私たちは高校生の間に当事者意識を身

 

 につけ、政策立案のスキルを身につけるための体験型授業プログラムを開発してい

 

 ます。すでに、都立小山台、海城、お茶の水女子大附属高校などで実践させていた

 

 だきました。今回は、私たちが開発したプログラムををご紹介するとともに、先生か

 

 生方からアドバイスをいただき、さらに改善を重ねていきたいと思います。